白内障の体験談をネットで探したがあまり、目星しいものが見当たらず。
ようやく、おぼっちゃまくんを描いた漫画家 小林よしのり氏の『目の玉日記』と言う白内障の体験談をまとめた漫画を発見!!
今から14年前の平成18年(2006年)に描かれた漫画ですが非常に参考になります。
経験は学問に勝る。~ イギリスの諺
賢い方法は学問により他の人の経験を知識としてゲット、その後、それを一体化するために、アクションする!!
白内障 漫画 目の玉日記
「おぼっちゃまくん」で有名な漫画家・小林よしのり氏のユーモア溢れる闘病記、漫画家にとって視力を失う恐怖に駆られながら、点眼薬で執筆を続ける日々。しかし、ついに両眼が見えなくなり、緊急入院することに……。
白内障の手術が決まって最初することは小林よしのり『目の玉日記』を取りよせて読む事、言わば白内障患者のガイドブック、漫画で描かれているので白内障の症状、原因が分かり易く描かれている。
小林よしのり氏が52歳の時に受けた白内障手術が患者の視点で漫画という方法でリアルに表現されている世界初の白内障マンガ。
著者も『あとがき』に日本で医療技術の進歩のおかげて、このような面白おかしい闘病記を描いておられると書いているが実は現在でも世界の一番の失明の多い原因は白内障です。
目の玉日記 白内障 手術前
白内障の手術する前の生活および視力の低下を患者の視点で表現しており、白内障の症状が分からない人には非常に参考になる。
白内障の手術については患者の立場で表現しており、医者の立場から書いた本、サイトとは異なった考え、意見が漫画で描かれている。
漫画家・小林よしのり氏は30年以上の夜型生活の為か、若年性白内障を患いながらも手術もせずに仕事を続けて最終的は何も見えない状態までに至る状況を自分の映る風景を漫画で描いている。
特に眼科医とのやりとりが興味深い。
医者は患者に『説明責任』を果たすだけ、最終的には患者が『自己決定』して手術の結果には『自己責任』を持たなければならない。
確かに眼にメスを入れると思うだけで誰でもが恐怖をおびえるが最終的には自分で決断しなければならない。
目の玉日記 白内障手術中
小林よしのり氏の白内障手術の内容は今から14年前の平成18年(2006年)行われた超音波乳化吸引による手術で現在と少し、異なるが実際の患者が白内障手術中の様子を漫画でリアルに描写している。
白内障の手術は手術が行われている患部の内部から手術の様子(メスによるカット、眼内レンズ挿入)が見えるので他の手術とは異次元な手術である。
外部からの撮影はビデオで可能でも内部からの様子は内部に超小型のCCDカメラをセットしなければ撮影できない。
患者である漫画家 小林氏が描い絵は世界初ではないか? ギネス物である!
英語、スペイン語、中国語に翻訳すれば多くの世界の白内障患者の参考になる漫画である絶対に・・多分(笑)
目の玉日記 白内障手術後
小林氏の目の玉日記では白内障手術後は眼帯をして入院をしたそうであるが現在の白内障手術の進歩は早く眼帯なしで日帰り手術が可能となり、更に手術が約20分から10分~15分に短縮され、ばい菌による感染が恐れも更に減少してきている。
小林氏の場合は場合は翌日の朝に眼帯を外したようであるがその時の様子が目の玉日記に総天然色カラーで4ページ分、描かれている。
よほど嬉しく、感動したのだろう! 何しろ数年? 霞んだ世界で暮らしていたのだから・・部屋に飾ってある花の美しさをピァーな気持ちで描いている。
また、朝食時に出された食事のおかずであるひじき煮のヒジキが一本、一本が黒光りしていることに感動し、ご飯の米の一粒一粒一が見えて有難いと感謝している様子も上手に描写されている。
目の玉日記 白内障手術 その後
その後、小林氏は白内障の手術から3か月後に遠近両用メガネを作り、新しい霞んでないはっきり見える世界に対応した。
目の玉日記の最終頁には思わず“グー”とする言葉で閉じられている。
『わしは一度、死んだのだ』
『こんなに毎日、窓の外の景色を美しいと思えるのはここがあの世だからであろう』
コメント