私は10年前に品川近視クリニックで手術を受けました。品川近視クリニックを選んだ理由はレーシックの大手で、単に安かったからです。
手術は成功、眼鏡なしでも遠くのモノがはっきりと見えるようになりました。デメリットとしては老眼が進み、手元はぼやけて見えず、老眼鏡が必要になりました。
しかし、現在 白内障が進行し、レーシック手術で角膜を削ったことが仇となり、眼内レンズ選定が難しく、標準の回復視力が得られない可能性がでてきました。
現在、良くレーシック手術について将来のことも含めて調査すればよかったと後悔する日々です。
努力は一瞬、後悔は一生
白内障手術 眼内レンズ選び
白内障手術 レーシック後
日本では既にレーシック手術をしている方は100万人~120万人いるが私もそのひとり。
レーシックを受けた方でも、将来白内障手術が必要になりますし、実際に受けることが可能ですが注意点がある。
下記は日本白内障屈折矯正手術学会からの引用です。
白内障手術時に注意することが3つあります。1つめは、レーシック手術を受けたことを必ず医師に伝えて下さい。
2つめは、白内障手術には眼内レンズを用いるため、眼内レンズの度数計算をしなくてはなりません。このときにレーシック手術前のデータを使用します。レーシック手術によって通常とは異なる角膜形状になっているため、レーシック前と後のテータがあると参考にできるからです。データがない場合でも形状の異なった角膜を検査して、眼内レンズの度数計算をすることも可能ですが、レーシック手術の詳細な情報があった方がより円滑に度数決定ができます。レーシック手術前の自分の角膜状態やレーシック手術の情報は大切に保管し提示できるようにしておきましょう。
3つめは、度数計算式の限界です。通常眼でも計算した眼内レンズ度数が少しはずれるため、白内障手術後にねらい通りにならないことがありますが、レーシック手術後ですと通常眼ほどの精度では行うことができません。今後有用な計算式が開発されると思いますが、現在では術後大きくずれた場合は、眼鏡をかけて矯正するか、それができない時は眼内レンズ交換という再手術や、レーシックの再手術も必要になる場合があることを知っておきましょう。
レーシックは下図のように角膜を削るので通常の度数計算式では適正な補正がきかず、大きく誤差が生じるとの事。
S先生のお話では現在、レーシック後の白内障手術の件数が少ないのでレーシック対応の度数計算式の精度が低く、計算通りの視力が得られない場合があるとの事。
又、レーシック後の白内障手術の場合は多焦点レンズよりも計算式が簡単な単焦点レンズの方が推薦されるとの説明であった。
使用する眼内レンズの度数決定
通常、眼内レンズの度数を決めるためには、眼球の奥行きの長さ(眼軸長)と、角膜の曲率(カーブの度合い)を計測します。 この数値に眼内レンズの度数計算式を当てはめて、度数を算出して決定していました。 ところが、この方法ではわずかな計測ズレがあると眼内レンズの度数もその分ズレてしまいます。
全ての事象(加工、成長、教育等)に言えることだが汎用的な理論計算式で大まかな加工等は可能だが個々の体、物体等には個々の特徴があるので『調整』と言う作業が必要になってくる。
そこで白内障手術の場合、精度を最大限に高める「The Cataract Refractive Suite(カタラクト・リフラクティブ・スイート、以下CRSと表記)」という手術機器一式のなかの一つであるオラ(ORA)を使用します。
オラは手術中にリアルタイムで眼球を計測して、手術による眼球の変化も加味して、眼内レンズの度数を提示したり、レンズの固定位置を指示したりしてくれます。
最適なレンズ度数を手術中に分析してくれる「ORA SYSTEM(オラ)」
白内障治療では水晶体の濁りを取り、眼内レンズを挿入しますが、手術中の目の変化で、術前設定度数にわずかな誤差が生じることがあります。
特に多焦点眼内レンズや乱視矯正用眼内レンズでは、このわずかな誤差が術後の結果に影響を及ぼすことがあります。
この機器によって、術中リアルタイムで最適な眼内レンズ度数および固定位置を診断、選択でき、わずかな差を極限まで減らすことができます。それにより、術後の見え方の満足度をさらに高めることができます。
白内障手術でレーシック対応できる 眼科
S先生のお話では白内障手術でレーシック対応できる眼科は現在のところ少なく仙台ではSY眼科が対応してくれるとのこと。
ここではレーシック手術後の白内障手術の経験と実績があるので一度、SY眼科にて相談したらと勧められたので紹介状を書いて頂いた。
コメント