白内障の目薬 カリーユニは日々、点眼しているがこの薬は進行を抑えるだけ、何時かは白内障の手術をしなければならない。
しかし、白内障手術を情報が全く皆無なので一番、手軽で確実なヒューマンネットワークで情報を収集。
情報を制するものは世界を制す~
Good things come to those who wait
白内障手術前後 調査
白内障手術前後 遺伝 調査
先天性白内障の場合、遺伝するそうだが私の場合は老化に加齢性白内障である。
加齢白内障は白内障の9割を締めるとされる加齢による白内障。老化のスピードに個人差があるように、40歳前後で発症する方もいれば、70歳を過ぎても症状が現れない方もいます。しかし、80歳を過ぎればすべての方に白内障の症状が現れるとの事。
私の母も20年以上前に白内障の手術を受け、2,3日 入院してきた記憶がある。
しかし、既に天国、聞き込み調査は不可能。
取り合えず、姉から聞き込み調査を開始。
まずは地元に暮らしている70歳の大姉に電話
姉ちゃんは既に白内障の手術すんだの?
点眼薬はしているけど、まだ手術はしていないよ。
との回答で目がかすんで見にくくなっているが眼科の医師からはまだ、大丈夫と言われているらしい。
次は札幌にすんでいる次姉に電話。
姉ちゃんは既に白内障の手術すんだの?
両眼とも3年前に既に手術したよ、今ははっきり見えるよ!!早く手術したら。
次姉は両眼とも単眼内レンズを入れて今は順調らしい。
次に既に54歳で他界した父の弟に当たるおじさんに電話して見る。
久しぶり、おじさんは白内障の手術したの?
まだ、シテねーぞー
最後は小田原に住んでいる85歳の叔父さんに電話。
久しぶり、おじさんは白内障の手術したの?
おー、元気か?白内障は10年前に手術したよ!
加齢性白内障の場合は遺伝よりもその人の生活環境が影響するのか、発生時期が遅い人もあれば早い人もある。
白内障手術 失敗 トラブル
次に最近、地元で白内障の手術は受けた人がいないかと思い、山登り倶楽部のKさんに電話してみた。
実はKさんは昨年、白内障の手術が失敗し、『目玉が落ちた』と不調を訴えていた。
『目玉が落ちて、目が見えないよ!!』
Kさんは70歳、昨年 白内障の手術を受けたが手術が失敗したのか? 目をぶっけたのか?
手術して入れた眼内レンズが硝子体に落ちたらしい。
自分では気が付かず、視力が不調だったので手術した町の眼科で再診察してみたところ、眼内レンズを収納する水晶体後嚢が破れて眼内レンズが眼の硝子体に落ちたとの事。
その後、町の眼科ではどうにもならず、大学病院に行き緊急手術してどうにか、失明を免れた。
『目玉が落ちた』⇒水晶体の袋(=水晶体後嚢)の破損とはどういうものかを調べてみたら下記のよう記載されていた。
白内障手術の合併症のほとんどは、水晶体の袋(=水晶体後嚢)の破損によるものです。
水晶体の袋は、0.01~0.04mmと非常に薄い膜ですので簡単に破れてしまうのです。
術者は、常に水晶体後嚢に細心の注意を払いながら手術を行います。
特に、袋が破れやすいのは超音波乳化吸引の時です。
慣れた術者は、水晶体の中身だけに超音波を当てて吸引し、後嚢には近寄らないようにして行うことに長けていますので、ほとんど破れることはありません。
それでも戦闘機の空中戦のように瞬間瞬間の動体視力と反射神経で行っている部分もあり、ある瞬間に目の中の水の流れのバランスが崩れて破れることがあり、破嚢はゼロにはなりません。
特に、水晶体の袋や水晶体周囲の構造に問題を持つハイリスク白内障では袋が破れるリスクが高まります。
時に、白内障手術では対応できず硝子体手術が必要になる合併症も起こります。水晶体の中身が眼底に落ちたり、水晶体を支える線維(チン小帯)が広く切れたときです。硝子体手術ができる施設に紹介されることになります。
水晶体後嚢の膜は非常に薄いので破損すると「硝子体脱出」および「水晶体核落下」というトラブルが発生する。
「硝子体脱出」は下図のように 硝子体が前に飛び出てしますトラブル。
「水晶体核落下」は 水晶体の中身(核)が眼底に落下するトラブル
又、「チン小帯断裂」という水晶体を固定している線維が断裂するトラブルもある。
チン小帯とは、水晶体をまわりから支えて固定している細い無数の線維状の組織の事。
チン小帯が弱いと白内障手術がたいへん難しくなります。ハイリスク白内障の代表例です。チン小帯が弱い目は、落屑症候群、外傷歴のある目、浅前房、80歳を越える高齢者の方の一部、緑内障手術歴のある目などです。
どうやらKさんはこの「チン小帯断裂」で『目の玉が落ちた』らしい。
桑原々々 『目の玉が落ちた』は落ちたくはない!! 白内障の手術は病院選びが重要だ!!
白内障手術 病院 選び方
「眼科は外科であるため、手術の腕がとても重要」と眼科選びの重要性をくり返し訴えているのが深作眼科の深作秀春氏です。
信頼できる眼科医を選ぶにはどうすればいいか。15万件超という世界トップクラスの眼科手術実績を誇り、欧米の医師から“世界一の眼科医”と呼ばれる深作秀春・医師がアドバイスする。
深作氏は、眼科の最新治療に最も影響力のある「米国白内障屈折矯正手術学会」(ASCRS)で、過去に最高賞を世界最多の20度受賞している。深作氏はまず「何より手術実績を重視すべき」と主張する。
「手術数が多い医師は、検査に携わる実績も必然として多くなる。眼科手術は精密な技術が求められるため、その前提となる検査にも正確さが求められるのです。研究熱心で手術を重ねる医師ほど腕が上がり、検査や診察の質も上がる。
眼科医は検査・診察・手術が三位一体なのです。白内障なら累計で5000件以上、緑内障は300件以上の手術実績がある医師を私は推奨します。網膜剥離なら件数ではなく、成功率95%がボーダーラインです」
手術実績を知るには、眼科医を受診する前に電話などで問い合わせるほか、手術実績を病院ホームページなどで公開する医師も増えている。
引用:週刊ポスト
更に深作秀春氏は日本の研修病院、大学病院の眼科の問題点を以下のように述べている。
患者さんは情報を持たないために、治せる眼科疾患でもあきらめたり、手遅れになったり、間違った治療を受けることで、視力を失っているのです。世界トップレベルでの眼科手術治療であれば、多くの患者さんの眼は救われるはずなのにです。
しかし、日本の、とくに大学病院や総合病院の眼科のような研修病院を中心とするほとんどの眼科では、手術方法、病気の分類、手術機器や材料、薬、そして医師の腕……のどれをとってみても、時代遅れか勘違いしている不十分なレベルが多いのです。患者の眼を救うどころか、視力をさらに低下させたり、あるいはかえって失明にいたらせる治療さえおこなわれています。何もせずにただ時間を引き延ばすか、放置しているにすぎないような治療も漫然とおこなわれており、なくなりません。
引用: 視力を失わない生き方~日本の眼科医療は間違いだらけ~ (光文社新書)
町の眼科と比較して医療設備が整った大学病院の方が信頼性が高く、安全かなと思っていたが本を読むと日本の眼科の実情が詳細に素人にも分かり易く解説してなり、『目から鱗』がとれたような本だった。
また、患者側の認識についても『医者に任せきりでは駄目と』述べてある。
時代遅れ、 かつ 未熟 な 手術 で 視力 が さらに 落ち たり、 失明 する こと に なっ ても、 命 に 関わる こと にはなり ませ ん から、 患者 は 泣き寝入り です。 また、 あらかじめ「 手術 を し ても 治ら ない かも しれ ない」 と 言わ れ て い ます から、 手術 後 に 前 より 悪く なっ て しまっ ても、 仕方 なかっ た と 諦め て しまう 方 が どんなに 多い こと か。 心当たり の ある 方 は たくさん いる はず です。
患者 の 側 も、 大学病院 や 総合病院 という「 研修 病院( 練習 病院)」 で 治療 を 受ける こと が 最高 の 治療 だ と 勘違い し て いる ため、 診療 の ため の 長い 待ち時間 に 耐え させ られ た あげく、 古い 方法 の 手術 や、 時間 稼ぎ の 治療 に 従っ て い ます。 患者 の 情報不足 だけで なく、 認識不足 も 問題 なの です。 手術 を 受ける なら、 できるだけ 多く の 情報 を 至急 得る べき です。 インターネット や 口コミ などを 総動員 し て 調べ なく てはなり ませ ん。「 お 任せ し ます」 だけでは 駄目 なの です。
引用: 視力を失わない生き方~日本の眼科医療は間違いだらけ~ (光文社新書)
白内障 病院の選び方については下記の記事を参照してください。
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